Der Verein Japanisch-Deutscher Musikfreunde
日独楽友協会
日独楽友協会は演奏を通じて国際理解を深めようと1991年、世界的指揮者・フルーティストのクルト・レーデル教授を会長に迎え、在日ドイツ大使館、ルフトハンザなどの支援により設立されました。ドイツ・オーストリアのオーケストラとの共演、管弦楽、オペラ、室内楽の演奏会、ヨーロッパ演奏旅行などの演奏活動のほか28年間にわたって続けられている日本とヨーロッパでの指揮講習会、海外オーケストラでの研修など多彩な教育活動も行っています。
・募集対象・受講資格:
・オペラ指揮者を目指して専門的に勉強したい指揮者
・オペラコレペティトールを目指すピアニスト
・将来、指揮者兼コレペティトールとしてヨーロッパの歌劇場を目指すためにヨーロッパの音大のコレペティ科入学を目指す音大生・高校生
・内容:
・作品の主要部分のドイツ語、イタリア語のディクション
・ピアノ・ボーカルスコアを効率的に読み、演奏する方法
・オペラリハーサルで指揮を見ながら演奏する技術
・セッコの演奏法
・スコアリーディングとスコアでの演奏
・アンサンブル指導の実際
など
・開催日:
2016年11月〜2017年6月
・ザンクト・フローリアンでの講習
2017年3月14日〜3月21日
・課題曲:
モーツアルト 「魔笛」「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」
ヴェーバー 「魔弾の射手」
ヴェルディ 「椿姫」「リゴレット」
ヴァーグナー 「ニュールンベルクのマイスタージンガー」
フンパーディンク 「ヘンゼルとグレーテル」
プッチーニ 「ラ・ボエーム」
R. シュトラウス 「ナクソス島のアリアドネ」「薔薇の騎士」
などから受講生自身が希望する作品を選択する。
・ザンクト・フローリアンでの講習受講料:
一般 29万円
学生 19万円
25歳未満で音楽専攻の学生・指揮者を目指す中高生 15万円
(宿泊費、現地での交通費は受講料に含まれます)
・聴講料:
全日程聴講の場合は15万円
一部のみの聴講についてはお問い合わせください。
(宿泊費、現地での交通費は受講料に含まれます)
・受講を取り止める場合の取り消し(キャンセル)料:
開講3ヵ月前まで 無料
開講1ヵ月前まで 受講料の20%
開講2週間前まで 受講料の50%
その後 受講料全額
・募集定員および申込期間:
定員は10名(受講申込者が15名を超えた場合、実習時間を延長します)。
受講、聴講とも2016年11月1日より申込を受け付けます。受付は受講料(聴講の場合は聴講料)の振込み順となります。受講の申し込みは受講希望者が定員に達するまで受け付けます。
聴講の申し込みは2017年2月1日までできます。
・申込方法:
受講は受講料全額、聴講は日数分の聴講料を銀行振込で納入し、下記のフォームのSubject欄に「受講希望」または「聴講希望」と書いて送信してください(ファックスでの申込は不可)。受講料の振込のあった日が申込日となります。
オペラ指揮者養成講座 コレペティトール養成講座
日本では今まで教えられることのなかったオペラを中心にした指揮者のためのレパートリーに取り組む初めての講座と、オペラをつくり上げるために欠かせない存在であるコレペティトール。ドイツ語とイタリア語のディクション、セッコの演奏法と指揮法などを徹底的に追求する。
指揮者としての王道である歌劇場コレペティトール+カペルマイスターを目指す指揮者や、ヨーロッパの音大のコレペティ科を目指すピアニストのための養成講座。
ザンクト・フローリアンでの講習を含む。
講師:森内剛
(オーバーエスターライヒ州立リンツ歌劇場指揮者)
オペラ指揮法、レパートリースタディ、オペラ伴奏法
森内剛
1979年生まれ。東京都出身。国立音楽大学附属音楽高等学校を経て国立音楽大学器楽学科(ピア ノ専攻)を卒業後、渡欧。2004年よりオーストリア在住。2009年、オーストリア国立ザルツブル
ク・モーツァルテウム大学指揮科在学中にその実力を認められ、オーバーエスターライヒ州立リ ンツ歌劇場コレペティートア兼任指揮者に就任、2013/14シーズンより同劇場カペルマイスター。 これまでにバレエ『四季』(ヴィヴァルディ、P. グラスのヴァイオリン協奏曲)、パーセルのオペ ラ『アーサー王』、『ディドとエネアス』、フンパーディンクのオペラ『ヘンゼルとグレーテル』 のプレミエを任されたほか、『椿姫』、『リゴレット』、『ファルスタッフ』、『ラ・ボエー ム』、『薔薇の騎士』、『ジークフリート』、『魔笛』、『白鳥の湖』などのレパートリーを指 揮。『ジークフリート』、『薔薇の騎士』はウィーンの劇場批評誌『Der Neue Merker』にも取り 上げられ、将来を期待される若手指揮者と評された。2015年夏、二期会とリンツ歌劇場の共同制 作『魔笛』(演出:宮本亜門、指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス)で音楽アシスタントを務め たのを皮切りに日本でも活動を開始、2016年9月には、二期会『フィガロの結婚』富山公演を指揮 して日本デビューを果たした(管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団)。
国際音楽祭ヤング・プラハ、ブレゲンツ音楽祭、LINZ09(ヨーロッパ文化首都事業)などに指揮 者として出演。またピアニスト、室内楽奏者としてヨーロッパ各地で演奏活動を行う。これまでに ピアノを武地朋子、吉野康弘、岡山京子、進藤郁子、ミヒャエル・シュナイト、ジョージ・ケルン の各氏に、コントラバスを松野茂氏に師事。指揮を故クルト・レーデル(1918-2013)、デニス・ ラッセル・デイヴィス、ホルヘ・ロッターに師事。
ブルックナーがオルガニストを務めたザンクト・フローリアン修道院
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